AZ-GTi が ASCOM でコントロールできるらしいので、Windows PC に有線でつなげるようケーブル自作してみました。
作成自身はとっても簡単です。
3.3V インターフェース (TX, RX が 3.3V と言う意味)の USB シリアル変換モジュールと電話のモジュラージャックのコネクタを接続するだけ。
最初試した時には手持ちの部品と、モジュラージャックコネクタを持ってなかったので、電話線をぶっちぎって USB シリアル変換モジュールに繋げてましたが、ちゃんとした部品揃えて半田付けしました。
部品は秋月電子の通販で揃えました。送料500円かかるけど電車代(うちからだと往復でIC754円)考えると、まぁどっちでもと言う感じです。ちなみにコロナの今だと秋月の開いている時間が短いので平日は無理。
部品表
- 6極6芯モジュラージャックDIP化キット ... 100円
- FT234X 超小型USBシリアル変換モジュール ... 600円
- 片面ガラスコンポジットユニバーサル基板 ... 60円
ケーブル類除くと上記だけ(内税)。SkyWatcher の正規品?市販品が実売 1800円 ほど(外税)。安そうに見えるけど、ケース無し、工作の手間がかかることを考えると普通の方は市販品で良いのではないかと。工作好きなら作ってください。
ちなみに USB シリアル変換モジュールは FT234X を選びましたが、Windows 用のドライバーがある(大概あるでしょ?)3.3V インターフェースならなんでもいいんじゃないかなと思います。安くて小型なのでこれ選びました。
モジュラーケーブル(電話の)は4線または6線のストレートケーブルを選ぶこと。ケーブルを間違うと FT234X が死にます。家に転がってるケーブルで十分なのですが、2線のケーブルがあったりするのでちゃんと確認しよう。最初にモジュラージャックの端子の並び調べようとテスター当てて値が変だったのでケーブルみたら2線でした orz
基板に実装するとちょうど良い具合に線を真っ直ぐ接続することができますので楽チンですね。
接続は以下の通り。写真裏面から見たときの並びで書いてます。
- モジュラージャック 2 pin (TX) - FT234X モジュール 4 pin (RX)
- モジュラージャック 4 pin (RX) - FT234X モジュール 3 pin (TX)
- モジュラージャック 5 pin (GND) - FT234X モジュール 2 pin (GND)
です。GND は基準電位を合わせるためにちゃんとつなぎましょう。TX、RX はクロス接続です。互いに送信 TX を RX で受信すると。シリアルそのものは 9600bps 8bit パリティ無しのようです。
メモ:Vpp+ はバッテリー電圧(外部入力電圧)そのもの ~12V
モジュラージャック側の中ほどの開いているピン (3pin) は 12V が出ているので間違って他の線に接続したりしないように。IC 壊れます。あとクロスケーブルも刺さないように。Synscan communication protocol って公開されてるんですね。アライメント時などの最後のちょこっと修正にスマホやPCのソフトインターフェースはやり辛いんですよね。物理的なコントローラーで操作したい。あ、しまった、モジュラージャック DIP 化キットもう一つ買っとけばよかった。。
あ、一応、表面載せときます。
コンパクト版の裏面
補足
USB micro のコネクターがもげる事態が発生しました!スズメッキ線で補強したので、ほぼほぼ基板側のコネクタは大丈夫だと思います。ケーブル側のコネクタも補強しておきたいので、そのうち3Dプリンタで筐体作ろうかと目論んでます。製品版はType-B のごっついコネクタなんで、こういうことは起こりにくいんだろうなと思います。
おまけ
AZ-GTi の外部電源は 12V/1A 程度が丁度良さそうです。秋月のを使ってます (なんか新しくなってる。600円)。電圧は 12V が良いと思いますが、電流は 0.75A 以上ならなんでも良いと思います。
3 件のコメント:
突然すみません。
この度、こちらの記事を参考にさせていただき、参考と言うか、まったく同じ構成で、SynScan USB を作成いたしました。
半田初心者なので出来は悪いですが、動作には全く問題がなく、ファームウェアアップデート、SynScan APPの使用共に問題ないです。
とても有益な情報を公開いただき、ありがとうございました!!
お役に立てて幸いです!
ファームの書き換えも試されたんですね。私はチェックしてませんでした。確認ありがとうございます。
今更ながら自分でもファーム書き換えられることを確認しました。
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