2016/11/05

Vivado インストール


Digilent の ARTY (Xilinx Artix-7) 買ってみました。DigiKey で(秋月でも買えますが、こっちの方が若干安かったので)。ということで、早速 Vivado をインストールしてみました。

我が家の PC は MacBook Pro (mid 2015) のみ。残念ながら Vivado は Mac に対応してないので、仮想マシン上の Windows か Linux にインストールするしかありません。また Mac (10.12.1 Sierra) に入れてる VirtualBox (5.0.23) の Windows は Win10 32bit 版。残念ながら Windows 版 Vivado は 32bit には対応してません。このために Win10 64bit 版を買うのも勿体無いので、Ubuntu に入れてみることにしました。

実は ISE を入れるために Ubuntu 14.x を導入してはいたのだけど、Vivado は Ubuntu 16.x 対応と書かれているので、ディスクスペースの都合もあって新たに Ubuntu 16.04 を入れました。

Vivado は Xilinx のhttps://japan.xilinx.com/support/download.html から Linux 用自己解凍型ウェブインストーラーを選びました。.bin ファイルがダウンロードできるのですが、これの実行方法が分からない!と思ったら単なるシェルスクリプトなんですね。

% sudo sh Xilinx_Vivado_SDK_2016.3_1011_1_Lin64.bin

でいいんじゃん。。悩みましたよ。Linux 用のインストーラーかと思ってましたが、全然違いました。

ARTY には Design Edition のライセンスが一年間ついてくるので、Design Edition を選んでインストール。ダウンロードには 2.5h ほどと出てたので、夜通しほっといたら朝には終わってました。

Vivado をインストールする過程で、License Manager から Web browser を開くタイミングがあるのですが、デフォルトでインストールされている Firefox ではうまくひらけなかったです。そこで、あらかじめ Google Chrome を導入しておけば問題なくライセンスの取得ができます。Chrome をインストールするとデフォルトのブラウザにするか?と聞かれるので、忘れずにデフォルトにしておくといいかも。

ところで、Chrome のインストールはハマる。以下を参考にすると良い。
http://robotics4society.com/2016/06/16/ubuntu-chrome/

ライセンスは Certificate Based License で、Virtual マシーンに付けたホスト名と ifconfig で調べた MAC アドレスを指定して Generate しました。

次に Digilent のドライバのインストールですが、インストールされていなかったので、手動で行いました。詳細は以下。

また root でインストールしちゃうと、~/.Xilinx が root で作られてしまって vivado 起動時に怒られてしまうので、~/.Xilinx は、

% sudo chown -R your_account ~/.Xilinx

とでもして自分のアカウントにオーナーを変えておきましょう。

あとは ARTY のボードの登録ですが、Digilent から board files をダウンロードしてきて、所定の場所に展開しておけば OK です。

ただ、Vivado_HLS に ARTY の設定をするには手動で行うしかないようです。
VivadoHls_boards.xml を落としてきて、ARTY の行だけ加えてあげれば良さそうです。
オリジナルのファイルは、

% find /opt/Xilinx/Vivado_HLS -name 'VivadoHls_boards.xml' -print

などで探してみて下さい。このファイルに ARTY のコンフィグを一行だけ挿入します。フォーラムにアップされてるファイルに置き換えてもいいのかもしれませんが、内容が古いと嫌なので、必要な部分のみの導入です。

ARTY を USB に挿して Vivado から Hardware Manager を起動すると認識したのでオッケーです。


とりあえずインストールはこんなところかなー。






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