2019/09/01

micro:bit + LV8548MC (DC モーター編:プログラミング)

前回、micro:bit + LV8548MC (DC モーター編:とりあえず ハード)ではハードウェアに関してクドクド書きましたが今回は micro:bit に拡張機能で LV8548MC のパッケージを追加して、LV8548MC のブロックを使ってモーターを回してみます。プログラミングと言いつつ、単なるパッケージのブロック説明ですが。

ステッピングモーターブロックの追加に伴って内容アップデートしました。

拡張機能のインストール


GitHub に上げたパッケージを指定してインストールします(オリジナル)。
ブラウザーで MakeCode を開きます。既存のプロジェクトを開いてもいいですし、新規のプロジェクトを開いてもいいです。ちなみに iPhone 上でもプログラム作れますよ!

ちなみにこの拡張機能は LV8548MCSLDGEVK の機能を参考にはしていますが、完全にゼロから作っていますし、インターフェースも異なります。オシロスコープの私物が無いので、思ったような波形が出ているのかやや不安ですが、動作的にはまぁ、そんなに間違いは無いだろうといった感触です。

プロジェクトを開きます

拡張機能をインストールするために、高度なブロック、拡張機能のタブをクリックします。

拡張機能のインストール

LV8548MC の拡張機能を探します。検索ウィンドウに、
https://github.com/ttrsato/pxt-lv8548mc.git
を入力します。

拡張機能の検索ウィンドウ

検索すると lv8548mc が見つかります。クリックすると一瞬でインストールされます。

lv8548mc が見つかった!

MakeCode のエディターに LV8548MC のタブが増えています。
あとは使うだけ。


ブロックについて


LV8548MC の DC モーター用ブロックは3つあります(減りました)。残念ながらローカライズはやり方がいまいちわからなく(以前トライしたときにうまくいかなかった)、そのうち対応します。誰か知ってたら教えてー。

  • 初期化ブロック

Set DC Motor は LV8548MC のCH1 (IN1, IN2) または、CH2 (IN3, IN4) に繋ぐ micro:bit の端子を指定します。一つのチャネルに一つの初期化ブロックが必要です。DriveMode は PWM 駆動時の非通電時の動作の指定です。Open または Brake の指定ができます。
ちなみに DC モーター用のブロックの頭には D: が書かれています。ステッピングモーター用ブロック(S: で始まるブロック)とは共用出来ませんのでご注意を。

  • 速度指定ブロック

モーターを回すブロックはこれ一つです。ステッピングモーターブロックの追加の時に見直されました。

モーターの回る方向は Forward または Reverse (反転) で指定。速度は 0〜100 の割合 (duty) で与えることができます。ある一定以上の速度になるとモーターが回転を始めます。ほどほどに。定格外の電圧を加えている時は注意です。

  • 停止ブロック

 モーターを停止させます。
止めるときには Open または Brake を選ぶことができます。Open はモーターは慣性に従い緩やかに停止しますが、Brake はモーターを急激に停止させます。

サンプルプログラム


簡単なサンプルプログラムです。
徐々に速度をあげて、徐々に速度を下げるを繰り返すだけのプログラムです。




次はいよいよ ステッパー (ステッピング)モーターです。



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